子どもの健やかな成長を願う国の選択無形民俗文化財「生子(いきこ)神社の泣き相撲」が24日、鹿沼市樅山町の同神社で行われた。全国各地から1440人の子どもが参加し、土俵上で元気いっぱいに大きな泣き声を上げた。

 両親や保護者がカメラやスマートフォンを手に土俵を取り囲む中、「呼び出し」に名前を呼ばれた子どもが力士姿の氏子に抱きかかえられて土俵入り。「よいしょ」の掛け声とともに、3回高く持ち上げられた。かわいい泣き顔を見せる子どもたちの姿を父母らが温かく見守っていた。

 土俵上で元気な声で泣いた1歳2カ月の中川晴翔(なかがわはると)ちゃんの母由希(ゆき)さん(28)=東京都調布市在住=は鹿沼市出身で、自身も子どもの時に泣き相撲を体験。由希さんは「元気に育ってほしい。子どもとの楽しい思い出がまた増えた」と笑顔で話した。