【那須塩原】ゴミ問題を考える栃木県連絡会(ゴミ連)と青木地区産業廃棄物対策委員会は6日、ゴミ連結成20周年を記念して講演会「産廃モーイラネ」を桜町のいきいきふれあいセンターで開催した。
市民ら約350人が参加。前岐阜県御嵩町長で当時同町内に計画されていた巨大産廃処分場に疑問を呈し、暴漢に襲撃されながらも住民投票を実施した柳川喜郎さんと、全国のごみ問題の住民運動を支援し化学や工学にも精通する弁護士の梶山正三さんが講演した。
柳川さんは「環境破壊はじわじわ来て気が付いたときには元に戻らず、戻るにしても大変なエネルギーが要る」と述べ、御嵩町の産廃問題の経緯などを話した。梶山さんは「処分場を監視することは難しく、それ以前に建設を止めることが大事」と、実態と乖離する廃棄物処理法やごみ埋め立て地の多様な危険性などを解説した。
講演後、参加者が「住民投票はやって良かったのか」と質問したのに対し、柳川さんは「やって良かった。民意というのは重い。(業者は)その結果を基に申請を取り下げた」と答えた。
講演に先立ち、約60人が高林地区にある産廃処分場を見学。産廃業者から現状説明などを受けた後、3カ所の処分場を回った。