【日光】ホテルなどの関係者でつくる鬼怒川・川治温泉ブランド戦略委員会は、地域内の埋もれた歴史、文化遺産ツアーの商品化を目指し、首都圏の住民を対象にした初のモニターツアーを18日に行う。鬼怒川温泉から三依まで会津西街道沿いの史跡など10カ所前後を視察。参加者の意見を参考にし、再来年までには商品化を目指す。関係者は「愛される商品にしたい」と意欲的だ。
この企画は「歴史遺産創造事業プロジェクト」。JTB協定旅館ホテル連盟鬼怒川・川治地区会が、同連盟本部の基金から支援を受け、昨年から3カ年にわたり行っているものの一環だ。
戦略委は地元の人にも意外に知られていない史跡などが多いことに着目。本や資料で下調べした上で現地調査やホテル関係者による視察を行うなど、数カ月かけ準備してきた。
ツアーには東京、神奈川、埼玉の5組、13人が参加。野仏群や道祖神のほか、幕末の漢学者大橋静庵終えんの地を示す大橋静庵墓碑、戊辰戦争時の小原沢古戦場跡なども視察する。
地産地消を意識し、昼食は新そばや山菜の天ぷらを予定。戦略委は今後も地産地消の研究を重ね、歴史遺産探訪と温泉、食を組み合わせることで商品化を図りたい考えだ。
同プロジェクトの小野真事務局長は「埋もれたものを再確認しようと始めたら、多くの歴史や文化遺産があると分かった。歴史に興味のある人は多く、ヒット商品に育てたい」と話している。