【日光】「日光」をテーマに観光客らが撮影した写真や描いた絵画をその場で発表してもらおうというユニークなギャラリーが11月1日、匠町にオープンする。ギャラリーの名前は「魅智舎」。町内有志が明治期から残る築100年以上の古民家を借りて改装、今夏から準備を進めてきた。「アートと街づくりを融合させる」のが狙いだが、「将来ここからプロのアーティストが生まれれば」と、関係者の夢は膨らむ。
日光を訪れる観光客のほとんどがカメラを持っていることに着目した。ギャラリーにはプリンターを用意。デジタルカメラで撮影した写真ならその場で印刷して展示、発表できる。写真や絵画だけではなく、書や彫刻、陶芸などでも「日光」をテーマにした作品なら受け付ける。
「発表の場を設けることで、日光を訪れる楽しみを増やしたい」と、町内に住む若手15人ほどがアイデアを練り、企画した。
「歩いて回る観光ルートをつくるのも狙いの一つ」と中心になって進めてきた稲葉紀有さん(39)。匠町の旧町名は「大工町」。町内には西町水路や大日橋など隠れた名所も多く残り、ギャラリーに足を運んでもらうことでこの地域の活性化も図りたいと考えている。
開設したギャラリーは、65平方メートルほどの格子戸が残る古民家。一部を市の助成金を充てて改装したが、運営は有志が手弁当で行う。