【佐野】「第20回さの秀郷まつり」のメーンとなるみこし・おはやし巡行が12日、佐野駅周辺で開かれた。みこしを巡るいざこざが発端となった暴力団関係者同士の銃撃事件から2年。県警が昨年並みの厳戒態勢を敷く中、目立ったトラブルもなく幕を閉じた。市は「みこし団体も積極的に協力してくれた。安全第一の意識が浸透しつつある」としている。
昨年から運営側は、暴力団関係者の締め出しを狙い、みこし団体や露店などの代表者に参加者全員の名簿の事前提出を求めている。ことしは新団体を含め9団体10基が参加。露店の数も増え、前年の倍近い約2千人が提出した。前年はみこし団体の名簿で参加不適格者が1人出たが、今回は該当者ゼロだった。
「盛り上がりより安全性を優先した」。佐野みこし連絡協議会の平岩和之会長は、コース設定の理由を振り返る。当初は幅員の狭い「殿町通り」をすれ違う案だったが、担ぎ手同士の接触やけがを懸念し変更したという。