【小山】講演会「コウノトリ・トキの舞うふるさとづくりinおやま」が1月29日、市文化センター大ホールで開かれた。渡良瀬遊水地のラムサール条約登録やコウノトリの里づくりを目指し市などが企画、市民ら約700人が耳を傾けた。
「ラムサールブランドを活かした魅力あるまちづくり」と題し、日本雁を保護する会会長で、ラムサール・ネットワーク日本共同代表の呉地正行さんが講演。
2005年に条約登録された国内最大級の雁類越冬地である宮城県蕪栗沼で、餌場にするため周辺水田に冬も水をため生態系を豊かにした結果、「ふゆみずたんぼ米」としてブランド化、付加価値のあるコメ作りができた事例を紹介。「水鳥でにぎわう水田が農業にも恩恵をもたらした」と話した。
また多摩動物公園の田畑直樹園長は、国内の動物園で行われてきたトキやコウノトリなど希少生物の保護、繁殖活動について解説。「餌となる身近な生き物の復活や、営巣できる樹木、鳥が居心地のいい環境などが必要」と話し「水を涵養する森も大切にしてほしい」と語り掛けた。