【那須】高久乙の特定非営利活動法人(NPO法人)アート・ビオトープ那須に滞在し制作に取り組んでいるガラス工芸作家伊藤岳さん(32)が親子を対象に指導・交流するワークショップが25日、同NPO法人で開かれた。
伊藤さんの滞在制作活動の一環で、地域住民らにアートに触れてもらいながら交流するのが狙い。那須塩原市や東京などから参加した5家族18人が、ガラス細工の型を作る作業を体験した。
参加した小学生らは、粘土のようなワックスで動物や乗り物などを制作。その周囲を箱で囲って石こうを流した後、熱を加えてワックスを溶かし、ガラス細工の型ができるまでの作業を行った。
伊藤さんは「アートを通して、ものの見方は一辺倒ではなく、いろいろあるということに気付いてほしい」と話していた。
伊藤さんは10月1日から約2カ月間、同NPO法人に滞在。町内の九尾の狐伝説や開拓の歴史などを学び、それらをヒントに子牛小屋をイメージしたガラス製オブジェなどの制作に取り組んでいる。11月3日には公開制作を行う予定で、同29日には第2回の親子対象ワークショップを開催する。
同NPO法人は今年から若手の陶芸・ガラス工芸作家に最大3カ月程度滞在してもらい、制作や地域との交流に取り組んでもらうプログラムを行っている。