【宇都宮】半世紀にわたり活動している市内の写真愛好家グループ「ふくべ会」(生井章会長)が、13年ぶりとなる作品展を10日から3日間、県総合文化センターで開く。中心メンバーが目の病気で今後の撮影が困難になったことから、グループの仲間たちが激励の意を込めて「久しぶりに作品展をやろう」と企画。いずれもカメラ歴30年以上の会員4人による、街の風景や山岳、花火など幅広いテーマで趣向を凝らした作品が展示される。
同会は1960年代ごろ、県庁前通りでカメラ店を営んでいた福田操さん(83)と、店の常連だった写真愛好家、登山愛好家らで結成された。現在の会員は約20人で、毎月1回の例会には各自が作品3点を持ち寄り品評会などを行っているという。
福田さんは約12年前にカメラ店を閉店し、鹿沼市上野町に転居。その後もグループ活動を続けてきた。だが、約10年前に病気で右目の視力を失い、一昨年暮れには網膜剥離で左目の視力も低下していることが分かった。このため、グループの仲間に「今後の撮影は諦めざるを得ないが、ぜひもう一度、作品展をやりたい」と打ち明けたことが、今回開催するきっかけになったという。
過去4回(74年、81年、89年、99年)の作品展はいずれも「尾瀬」「酒蔵」など統一テーマを設定してきたが、今回は福田さんら4人が別々のテーマで撮りだめてきた計約60点を出品する。
同展は午前9時(初日は正午)〜午後7時(最終日は午後3時)。