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青藍泰斗 宇賀神修・健人親子 「父に甲子園初勝利を…」

2009年7月13日 05:00

 「父を甲子園で1勝させたい」

 青藍泰斗・宇賀神健人主将の思いは小学5年生から始まった。

 健人が生まれる1年前の1990年夏、父である宇賀神修さんが監督として初めて甲子園に出場。小学5年生に初めてその試合のVTRを見たとき、健人の心にその思いが芽生えた。

 小学1年生から始めた野球の手本は常にそばにいる父だった。「普段は面白いが、野球になると厳しくなる。尊敬できる存在」。高校の進学先について父からは何も言われなかったが、「入るのは当然」と迷わず父のいる学校に進んだ。この3年間は2人とも同じ寮で生活。しかし他の選手もいるため二人きりになって野球のことを話すことはなかった。

 スタンドから応援した1年生の夏は準決勝で敗退。その秋からレギュラーとなったが、2年目の夏は2回戦で涙をのんだ。新チームでは主将を任された。親子の関係にやりづらさを感じながらも、「父を胴上げするため」とチームをけん引した。

 迎えた最後の夏、初戦。毎回、攻撃前に監督が「こっちが優位だ」などと大声で選手を鼓舞すれば、それに続いて健人主将もチームに気合を入れ続けた。延長戦までもつれる苦しい一戦となったが、2年生の殊勲の一打で夢をつないだ。

 試合後のインタビュールームで並んだ2人。無安打に終わった息子を「主将が打つと盛り上がる。頑張ってほしい」と監督として期待する父。一方で息子が青藍泰斗に入学したことには「うれしい」と笑顔を見せ、このときだけは父の顔をのぞかせた。

 「次は打ちます」と力を込めた健人主将。夢の実現に向け、親子の夏はまだまだ終わらない。

 [写真説明]「父を甲子園で1勝させたい」。最後の大会で親子での甲子園出場を目指す宇賀神修監督と健人主将。


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