カリッと焼き上がった見た目と、香ばしい匂いが食欲をそそる。一口食べると、肉の甘味とうま味が広がり、箸が止まらなくなる。

 那珂川町馬頭地区の中心部に店を構える「そば処 山川屋」。今年4月から提供している新メニューが「八溝ししまる餃子(ぎょーざ)」(6個、税込み450円)だ。

 ひき肉とキャベツやニラ、ニンニクなど地元産野菜を混ぜ合わせた具に、一般的な豚肉ではなく、町特産品の野生イノシシ肉「八溝ししまる」を使っている。

 「特産品を生かした商品を作りたい」と、店主の針ケ谷欣明(はりがいよしあき)さん(72)が考案。「臭みがなく、豚肉よりも脂身が少ないのでさっぱりしている」と話す。町ブランドにも認定された。

 もともとはラーメン店などを営んでいた針ケ谷さん。約3年前、当時休店していた山川屋を引き継ぎ再開させた。それ以降、得意なギョーザの販売も始めた。

 八溝ししまる餃子の持ち帰りは冷凍品(12個、税込み1千円)がメインだが、事前に連絡があれば焼きギョーザの要望にも応じるという。特製のタレも付く。

 針ケ谷さんは「イノシシ肉と聞くと敬遠されがちだが、ぜひ味の良さを知ってほしい」と望んでいる。

 ◆メモ 那珂川町馬頭101。午前11時~午後2時、午後5~9時。月曜定休。(問)0287・92・2619。