「仔羊のロースト」(手前)など多彩な料理と酒。大谷石の壁が落ち着いた雰囲気を演出する

 ビルとスーパーの間にある小道を抜けると、大谷石造りのしゃれた建物が目に飛び込んできた。

 「鉄板焼き」というと敷居が高いイメージがあり、懐具合が気になるところだが、「1000円前後のアラカルトも充実してるので気軽に食べに来てほしい」とオーナーシェフの福田俊明(ふくだとしあき)さん(42)。

 まずは日替わりのアラカルト「前菜3種盛」(税込み780円)を注文。さっぱりとした自家製ピクルスに、生ハムの塩気と生野菜のしゃきしゃき感が味わえる生春巻き、濃厚な鶏レバーのムース。お酒が進む絶妙な組み合わせだ。

 次にお薦めで出てきたのが「アユのコンフィ」(同700円)。低温の油でゆっくりと火を通し、骨まで食べられる。骨を取る煩わしさがないのがうれしい。

 「やっぱり、お肉も食べたい」と思っていると、「仔羊(こひつじ)のロースト」(同1380円)を提供してくれた。ロゼ色に輝く肉が食欲をそそる。口に入れると柔らかく、うま味がじわ~。主役の料理だけでなく、付け合わせの野菜もおいしく、「県産野菜を多く使っています。鉄板で焼くとおいしさが増しますよ」(福田さん)。

 店は9月で4周年を迎え、月内はグラスワインを500円でサービス中。秋の夜長、料理に酒に酔ってみては。