4月に始まった小紙週1回の「小スポ」。小学生アスリートを、以前より広く、深く紹介している▼この1カ月余りの間、目を引いたのが宇都宮市の相撲大会の記事だった。3・4年生の部決勝は女子同士の対決となった。この年代、男女の体力に差がないとはいえ、読み手の心を弾ませる活躍だ▼「土俵と女性」で揺れる日本相撲協会。先月末には一般男女への意識調査や、巡業中の「ちびっ子相撲」の女子参加を再検討する方針を決めた。同時に示されたのが、国技館での大会への女子参加を巡る過去の経過だった▼1978年には小学生が参加する「わんぱく相撲」で、予選を勝ち抜いた女子が蔵前国技館での全国大会に出場できなかった。この問題で協会幹部に対し、疑問を投げ掛けたのが当時、労働省婦人少年局長だった森山真弓(もりやままゆみ)さんである▼森山さんといえば官房長官時代の1990年に、土俵上での優勝杯授与を要請し拒否されて物議を醸した。それよりもずっと前から、問題に関心を持ち目を配っていたのだ▼わんぱく相撲は今年も開催され、県内でも予選には女子も出場できる。しかし相変わらず、全国大会には出られないという。「土俵の伝統」は理解できるが、大相撲とはまた別の話である。せめて子どもの大会に関しては、再考する時期に来ているのではないか。