何かと比較される栃木、群馬、茨城の北関東3県。10月には、毎年耳目を集めるブランド総合研究所の魅力度ランキングが発表される。昨年は最下位茨城、46位栃木、45位群馬とワースト3を形成した▼今年はNHKの朝ドラ「ひよっこ」で認知度を上げたであろう茨城が、指定席を脱出できるか注目される。福田富一(ふくだとみかず)知事も7月の会見で「今年はずいぶん上にいきそうな気がする」と予想している▼当然だが、魅力度ランキングは移住したい県と同じではない。ふるさと回帰支援センターの昨年の調査では1位は山梨で、本県12位、群馬17位。茨城は公表対象外の20位以下だった▼人口減少時代の今、この分野のランキングをもっと重視したい。栃木市が頑張っている。月刊情報誌「田舎暮らしの本」(宝島社)の2017年版住みたい田舎ランキングで、「若者世代」「子育て世代」の2部門で全国1位に輝いた▼この効果は大きく、本年度の移住者向け住宅新築補助金は底をつき、補正を組んで対応する方針だという。「PR次第と感じた。もともと移住者を呼び込む力があったことに気付かされた」と大野和久(おおのかずひさ)住宅課長▼本県への移住を考える人の3割は、群馬、茨城も検討している。ともに東京に近く自然も豊か。現役世代には魅力的な移住先だろう。ライバルに遅れはとれない。