文化勲章受章の記者会見で喜びを語る船村徹さん=10月27日、都内

 塩谷町出身の作曲家船村徹(ふなむらとおる)さん(84)に文化勲章が贈られた。作曲家としては、1956年の山田耕筰(やまだこうさく)以来2人目の受章。本県出身者では日光市出身のソニー創業者井深大(いぶかまさる)さんに続く24年ぶりの快挙となった。

 東洋音楽学校(現東京音楽大)ピアノ科で盟友の作詞家高野公男(たかのきみお)と出会い、大衆音楽の道へ。約70年の作曲家人生で、「東京だョおっ母さん」「なみだ船」「矢切の渡し」など5千曲以上の楽曲を世に送り出し、昭和の時代を「船村メロディー」で彩ってきた。

 歌手北島三郎(きたじまさぶろう)さんらを育て、日本作曲家協会長を務めるなど音楽界の発展にも貢献。受章記者会見では「これからも大衆芸能のお手伝いをしていきたい」と笑顔で語った。