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「布川事件」映画 20日に足利で県内初上映

(2011年11月18日 05:00)

 1967年に茨城県利根町布川で男性が殺害された布川事件で、今年6月に再審無罪が確定した桜井昌司さん(64)と杉山卓男さん(65)の14年間を追ったドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」(井手洋子監督)が20日、足利市内で上映される。県内での上映は初めて。足利事件で再審無罪となった菅家利和さん(65)も準備会に参加するなど協力、多くの来場を呼び掛けている。

 上映会は、全国の冤罪事件の関係者を支援する日本国民救援会足利支部・佐野支部が主催。

 布川事件で桜井さん、杉山さんは強盗殺人容疑で逮捕され「自白」。公判で無罪を訴えたが、78年に最高裁で無期懲役が確定した。その後、仮釈放となるまでの29年間、拘置所や刑務所で過ごした。

 映画は、2人が仮釈放された96年から再審公判が始まった2010年まで密着。失ってしまった日常を取り戻そうと、一つずつハードルを乗り越えていく姿を追った。本年度の文化庁映画賞大賞などに選ばれた。

 桜井さんと杉山さんは、同じ冤罪被害者として菅家さんの再審公判の応援に駆け付けたり、全国各地で開かれる集会に共に参加するなど、互いに親交を深めてきた。

 菅家さんは「体験した者じゃないと分からない苦しみがある。冤罪事件とは何か、人生が奪われるというのはどういうことかを映画を通じて多くの人に知ってもらいたい」と訴えている。

 当日は桜井さん、杉山さん、井出監督が舞台あいさつする。上映会の会場は同市山下町の市地域福祉会館。午前10時から。チケットは前売り1千円、当日1300円。

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