全社で「とことん尽くす」

 「オフィスの環境創り」を経営理念に掲げるアレックスは、OA機器の販売・保守はもちろん、事務所新設の際に必要な机や椅子の調達から電話番号の取得手続き代行まで、オフィスの整備を一手に担っている。創業して8年、社員全員が常に「お客様の期待を超える」対応を心掛けてきたことで「わが社の人間味のようなものに共感してくださる方が増え、仕事の幅も広がってきています」と目を細める。

 社風である「とことん尽くす」相手は顧客にとどまらない。毎年、会社のソフトボール大会に仕入れ先の担当者とその家族を招き、社員がホスト役に徹して、楽しんでもらっている。昨年は会場の河川敷に男女別のレンタルトイレを用意して大好評を博した。「仕入れ先の人たちがいるからこそ、商品を提供できるし、お客様に喜んでいただけるんです。ソフトボール大会は、会社対会社ではなく、人と人として楽しく付き合える場にしたいと思っています」

 同社の〝戦力〟は、正社員だけではない。70歳代の男性パートは、若手社員に直筆で義務付けている日報のチェックを担当。そのまとめから得意先との関係を的確に把握できるほか、日報の文章の誤字・脱字を指摘してもらうなど、社員教育の役割も担っている。

 40歳代の女性パートは、得意先回りを担当しており、世間話の中から貴重な情報を持ち帰ってくるという。「ある社長宅で間もなく子どもが生まれるとの情報が寄せられました。そこで社員がずっと状況を見守り、子どもが生まれた時に花束を贈ったらとても喜んでいただけました」と満面の笑みで振り返る。

 昨年のスローガンは、「『お客様の期待を超える』を超える」だった。では今年は…。「世の中はプログラミングを活用した、かゆいところに手が届くサービスであふれていますが、それでも人間にしかできないサービスがあると信じています。それをとことん追求する一年にします」