声援背に初代王者に挑む

 昨秋、日本のバスケット界が新時代の幕開けを告げた。これまで二つに分かれていたリーグが統合され、B・LEAGUE(ビー・リーグ)として生まれ変わった。「Bリーグ開幕は我々にとって非常に大きなチャンスです。リーグをけん引する自覚とプライドを持ち、これからもチーム一丸となってまい進していきます」

 リーグとしてのメディア露出も追い風になり、観客動員数は昨年より1試合平均で約900人増加。今季は全試合ほぼ満員となっている。ファンクラブの会員数は昨年の2倍以上となり、今も増え続けている。観客が増えたことでグッズ売り上げも増加し、広告価値を認めてくれたスポンサー企業も増加傾向にある。「さまざまな相乗効果を無駄にすることなく、今後もこの状況を継続していけるような運営、チームづくりをしていきたいですね」と期待を寄せる。

 飛躍的な成長を遂げる中、社員に言い聞かせるのは「お客様満足」の徹底追求。「常にお客様の立場になって考えること」をテーマに、アンケートなどで吸い上げた意見を社内で話し合い、出来得る限りで改善を進めている。「試合中は会場アナウンスなどで分かりやすくルールを説明するなど、初めて観戦する人にも楽しんでいただけるよう工夫しています」。さらに今季から、ブレックスアリーナの天井に大型ビジョンを備えるなど、エンターテインメントとしての価値向上にも力を注ぐ。「運営会社の変更に伴い、関雅樹(せきまさき)氏に当社の取締役会長に就任していただきました。おかげで目標としていることへの実現やチャレンジをすることがよりできています」と目を輝かす。

 今季の目標は、オールジャパン(第92回天皇杯)の初優勝、そしてBリーグ初代王者。「初代王者はたった1チームだけの称号です。これを獲得すれば“栃木”の名前が歴史に残ることになる。今後、自信を持ってさまざまなことに挑んでいくためにも、何としても成し遂げたい目標です」と強い決意をにじませた。