「働き方改革」の担い手に

 安倍政権が掲げる「一億総活躍社会」「働き方改革」の実現には、新たな働き手の発掘、育成とその仕組みづくりが欠かせない。「我が社の社是である『雇用創造』と合致すると思います。女性、シニア、障害者、外国人といった方々が幅広く働ける仕組みづくりを急がなければなりません。今年は、人材ビジネスの視点からさまざまな提案をしていくことで採用の仕組み自体を変え、働く層を増やしていく取り組みに力を入れていきます」

 昨年、宇都宮市の委託を受けてひとり親、主にシングルマザーの就労支援事業をスタートした。パソコンのスキルアップ、資格取得から面接の方法、履歴書の書き方まで幅広いメニューをそろえた教育研修を中心に、雇用につながるあらゆるサポートを惜しまない。「子育て中の女性に我々の事業への参加を通して就業意欲をどんどん高めていただく。研修を受けることを就職活動の一環と捉えてもらう趣旨になっています」と説明する。

 一方、同社の特例子会社「CDPフロンティア」は、障害者の経済的自立を支援するため、昨年からイチゴの生産・販売を手掛けており、昨夏に販売を開始した「なつおとめ」が特に加工用として好評を博している。現在はハウス4棟で生産しているが、今年から来年にかけて12棟に拡大して増産体制に入るという。

 「『福祉』ではなく『雇用』の会社がこうした事業を行うことに意義があると思っています。イチゴの付加価値を生かしてしっかりと収入を確保し、それを給料として支払うことで障害者の経済的自立をサポートしていきたいですね」

 メインの製造派遣も昨年、北関東にある自動車完成メーカー全5社の工場と取引が始まるなど、好調そのものだ。「これを足掛かりに県内はもちろん、北関東の自動車業界の人材面での大幅な飛躍に向けて強気でやっていきたいと思っています」と力強く宣言する。