熱意が支える高い実績

 日本の18歳人口が2018年頃から減り始め、大学や専門学校などへの進学者も激減するとされる「2018年問題」が目前に迫っている。こうした現状を真正面から受け止め、「いよいよ学校教育機関も『論』より『実』の時代に入りました。わが校としてはこれまで同様、多くの学生に国家資格の1・2級建築士を取得させることで、国の基幹産業である建設業界に貢献していきたいと考えています」と強い決意をにじませる。

 同校は「23年連続就職率100%」で、1・2級建築士資格試験の合格率も業界屈指の高さを誇る。こうした輝かしい実績を下支えしているのが、理事長をはじめスタッフ一人一人の熱意だ。「わが校の指導陣は、学生が卒業した後も建築士の資格を取得できたかどうか、ずっと気にかけています。強い絆が生まれているので、卒業生がちょくちょくわが校に来て体験談を話してくれたり、体験入学の際に手伝ってくれたりしているんです。在校生にとって大きな刺激になるし、学ぶ意欲も高めてくれていますね」と目を細める。

 また、建築士資格試験の受験対策として、日建グループが独自に開発した映像と教本を組み合わせた教材「建築士講座」を効果的に活用していることも合格率アップにつながっているという。

 一方、2014年に開設した外国人留学生対象の「日本語学科」も順調だ。現在、香港、台湾、韓国、モンゴル、ベトナム、ネパールの6カ国・地域から留学生を受け入れており、理事長自ら現地に出向き、保護者同席の上で面接している。入学した学生にはゆとりある生活を送ってもらおうと、経済支援の一環で「在学中は寮費無料」を続けている。

 「私にとって全員が子どものような存在です。将来、さまざままな分野で活躍できるように、日本語だけでなく、ぜひ日本の素晴らしさである礼儀や文化も学んでもらいたいですね」と相好を崩す。