“還暦”機に飛躍を誓う

 全労済栃木県本部は今年3月に創立60周年を迎える。奇しくも本部長も今年1月の誕生日で60歳の還暦を迎える。

「これまで『みんなで助け合い、豊かで安心できる社会づくり』の実現を目指し、組合員の皆さまに共済を提供してきました。60周年を機会とし、今年は皆さまと共にさらなる『相互扶助』の仕組みを作り上げていきます」と、自身と組織の「原点」をしっかりと見詰めている。

 損害保険業界では近年、東日本大震災に端を発し、頻発する自然災害を背景に火災保険、地震保険とも大きな改定が行われている。

 特に地震保険料率については今年1月、全国平均5・1%の引き上げとなる。全労済でも2015年に地震被害などを保障対象とする自然災害共済と特約等の制度改定を行ってきた。

 しかし、県内では災害への備えがまだ充分といえない状況にある。損害保険料率算出機構の発表では、全国の地震保険の世帯加入率は29・5%だが、県内の世帯加入率は26・5%にとどまっているのが実情だ(15年12月時点)。

 「地震の怖さと地震保障の必要性を伝え、被災後の生活に苦しむ方を一人でも少なくしていくことが全労済の使命と感じています。私たちとしても、『地震保障をすすめておけばよかった』という後悔を二度としなくてすむようその必要性を強く訴えていきたいですね」

 今年3月26日(日)には創立60周年を記念して「全労済フェスタ」を宇都宮市のマロニエプラザで開催する。また、2月から4月まで春の入学・就職・引っ越しなどが多い時期に合わせた「新生活スタートキャンペーン」を60周年の冠をつけて展開する予定だ。

 全労済にも、自身にとっても特別な一年の幕開け。えとの「酉(とり)」をイメージしたネクタイを身に付け「より高く羽ばたきますよ」と柔和な笑顔で飛躍を誓った。