信頼される「五つの和」に

 成長した丸い輪が、今年は“細胞分裂”し、さらに進化を遂げようとしている。「『住まいと暮らしの総合カンパニー』の丸和住宅は、この春、丸和ホールディングス(HD)化を目指します」と宣言した。HDは本体の「丸和住宅」、不動産関連の「とちぎ未来開発」、高級価格帯住宅の「第一住宅」、リフォーム事業の「マルワリフォーム(仮称)」、外構・エクステリアの「マルワフィールド(仮称)」5社で構成する。特に外構に関しては、これまでリフォーム事業関連で請け負っていたが、今後は「土木工事なども自社で徹底管理し、お客様に、より安全安心な暮らしを楽しんでいただくため」と話す。

 不動産事業もてこ入れし、今後の「一戸建て賃貸」、「サービス付き高齢者向け住宅」にも業務拡大していくための足掛かりとする。「父の代から創業の理念は、住まいのことなら『丸和に聞いてみよう』と思ってもらえる、ワンストップ企業、ファーストコールカンパニーを目指してきました。そのため各分野で専門性を高め、さらなる信頼を築かねば」。今年5社に増やし、東京五輪の開催される2020年までに100人企業とし、売上を50億円に伸ばす。さらにその10年後には、10社態勢で売上100億円を目指す。

 新築一戸建て市場の「行く末は厳しい」と見ている。「だから住まいと暮らし全般で徹底的に取り組める姿勢が必要」と語る。栃木市がメーンエリアだが、今後は「支店のある鹿沼でナンバーワンを目指し宇都宮にも丸和をアピールできる対策を検討しています」と意欲を語る。

 27歳で社長に就き、昨年「不惑」(40歳)を迎えた。常に「企業として一つ上のステージ」を目指し走ってきた。「でも、もう一人では限界。自分の分身がほしい」と吐露する。そんな思いもあり、幹部社員の奮起に期待を込め分社化にも踏み切った。「とにかく徹底的にできる人材が欲しいんです」。「永遠の青年社長」は、まだまだ迷うことなく突き進む。