「武醫同術」の心で手当て

 同会は1921(大正)年に設立され2016年度で95年の長い歴史を持つ。社団法人化されてから今年で40年と節目の年になる。記念事業として1月に記念碑の建立、2月に記念式典を開催する。

 記念碑は大正時代に柔道整復術の法制化に尽力した芳賀町出身の萩原七郎氏らの偉業をたたえるため建立。福田富一知事揮毫(きごう)の「武醫(ぶい)同術」の文字が刻まれる。柔道整復術の国の公認を祝って1921年に茨城県東海村に建立された記念碑に東郷平八郎元帥が送った言葉だ。「武道である柔術と医術である柔道整復術の関係を表す、記念にふさわしい言葉」と由来を明かす。「歴史を顕彰する大切な年であり、さらに柔道整復師の認知度を高めたい」と決意も新た。

 現在の会員は420人余り。昔から「ほねつぎ」として親しまれて、身近な存在だった接骨院や整骨院がどんな治療をするのか知らない人が増えているという。「柔道整復師は接骨院・整骨院の資格なんだと結びつくように県民に知らせる活動を進めたい」。そのための地道な活動も続けている。

 県の防災訓練や郡市町対抗駅伝などのスポーツイベントでの救護のボランティア活動は年間100回を超える。また、一般も参加できる講演会、研修会、帝京大とのジョイントシンポジウムや宇都宮大でのテーピング講座なども展開。また、栃木県国民健康保険団体連合会の機関誌に「接骨・整骨院の正しいかかり方」を掲載、ケガに対して健康保険を使って治療できることなどを説明した。

 自治医大、獨協医大などを中心に医療との「医接連携」も着実に進んでいる。地震などの大規模災害時の出動では大きな役割を担うようになり、宇都宮市、栃木市など自治体との災害時の協定も増えつつある。

 モットーは「一所懸命」。会員の先頭に立ち、「優しい治療であなたを健康にします」という会のスローガンの下、信頼される組織づくり、知名度アップに全力を注ぐ。