最強の複合機で戦力向上

 ビジネスマンは、時折“企業戦士”にも例えられる。その戦士が働く場の“武装”の進化は「永遠に終わりがない」と言う。いまやオフィスに欠かせぬ存在となった複合機を通じ「職場の戦力アップのためならば何でも相談していただけるような信頼される企業にならなければなりません」と、地域経済に価値をもたらす企業としての目標を掲げる。

 ゼロックスは数年前「複写機卒業宣言」をした。そして今はコピー、プリンター、スキャナーなどからなる「複合機をもう一度オフィスの主役に」をスローガンにする。昨年末、ゼロックスの主力商品「ドキュセンター」および「アペオスポート」を8年ぶりにフルモデルチェンジし「世界最強の複合機」として発表した。開発に約200億円を投じ、ゼロックスの複合機技術と最新のクラウド技術を融合させた。新たな戦力を持って、自らもライバル会社と戦う姿勢を鮮明にする。「単なる複合機でなく、オフィスの働き方改革をもたらすほどの価値ある『ネットワーク知能複合機』です」とアピールする。

 この新商品を強く押す背景には、国も提唱する「働き方の改革の推進」にも役立ちたいという思いがある。「そのため我が社の社員に『言行一致活動』をさせています。自らが自社製品のクラウド技術により、働き方改革を実践しつつ、お客様にもご提案しています」

 社長に就任して2度目の新年。「この『トップインタビュー』に登場される半数以上のお客様とお付き合いさせていただいています。大変光栄です」と目を細める。しかし「まだまだ、モバイルやクラウド技術の有用性にお気付きでない方が多いのが残念です」。そう言いながら、1枚のタブレットを手に「私の仕事はこれ1台。スケジュールも、資料も全てクラウド上にありますよ」。社長自らも「モデルケース」としてクラウド技術による働き方改革を訴求している。