分煙文化発信する好機

 健康意識の高まりなどにより、たばこに関してさまざまな議論がなされている。「吸う人、吸わない人が共存できる社会」の実現に向けた取り組みに今まで以上に力を入れていく必要があると感じている。こうした動きも「一つの変化と捉えチャンスにつなげる対応力を磨くことが、持続的に発展していくために欠かせないスキルだと考えています」。

 今後も増加が続くと見込まれる外国人観光客への対応においても「共存社会の実現」に向けたJTの取り組みは少なくない。「栃木県には国際観光都市日光があります。ここで私どもも『おもてなし』と『くつろぎ』を提供し、日本の『分煙文化』を海外の皆様にも発信していけるチャンスです」と言う。昨年10月、JT北関東支社では日光市と協力し、屋外18カ所の喫煙場所を整備。「喫煙場所」という多言語表示の案内メッセージボードなどを設置した。その他にも喫煙者のマナー向上を図る取り組みを進めている。

 また、無料の分煙コンサルティングも行っており、自治体や企業に出向き分煙のノウハウを提供している。「たばこという商品に限らず、さまざまなサービスなどを通し多くのお客さまに満足していただけるようJTとしてのブランド力をますます高めていきます」。目指すのはJTファンの拡大だ。

 その他にも「良き企業市民」であることを目指し、社会福祉、文化・芸術、環境保全などの分野で「JTグループの社会貢献活動の基本方針」に基づき活動している。「ひろえば街が好きになる運動」は昨年、県内では「鹿沼秋まつり」で開催。「この活動は『ひろう』という体験を通じて『すてない』気持ちを育てたいという願いから生まれた活動です」。「たばこは大人の嗜好品。周囲への気配りを忘れず、マナーを守って喫煙していただくことで、吸われる方と吸われない方の双方が、お互いに心地よく過ごせる分煙社会を実現していきます」