地域に夢と元気を運ぶ

 今年は「国鉄改革」によりJR東日本が発足して30周年の節目の年に当たる。「弊社が発足して30周年を迎えることができたのは、お客さまや地域の皆さまの支えがあったからにほかなりません。そして今、私たち鉄道会社の果たすべき役割はますます大きくなっていると感じています」と感慨深そうに語る。

 2015年に北陸新幹線金沢と上野東京ラインが、16年に北海道新幹線新函館北斗が開業するなど、輸送ネットワークがますます拡充され、利便性が高まった。その結果、利用者は増え、新たな旅客流動が生まれている。一方で、中長期的にはより一層の人口減少、都市圏への人口集中が見込まれるとともに、技術革新やグローバル化の進展などの変化が加速度的になっていく。

 こうした中、大宮支社は14年から3年間、栃木県の魅力を伝える観光キャンペーンを展開してきた。そして、いよいよ18年4月から6月までの3カ月間、JR6社と地域が一緒に取り組む国内最大規模の観光キャンペーンである「本物の出会い栃木 デスティネーションキャンペーン(DC)」を開催する。

 今年は、DCの1年前ということで4月から6月にプレキャンペーンを実施するほか、5月には「クルーズトレイン TRAIN SUITE四季島」の運行をスタートし、日光がその最初の訪問地となる。「栃木県への注目度が高まる中、『観光素材の掘り起こし』や『地域産業の活性化』などを地域の皆さまと一体となって推進していきたいと考えています」と力を込める。

 また、18年春の栃木DCに続き、20年の東京五輪・パラリンピック、22年の栃木国体をフックに交流人口を増やすためにも、より魅力ある鉄道の実現を目指す。

 「大宮支社は昨年、支社発足15年を迎えました。大きな変化の時代にあって、変革に積極的にチャレンジし、地域の皆さまとともに明るい未来を創るために邁(まい)進していきます」