グループの総力を結集

 昨年4月、支社長に就任した。栃木県に住むのは初めてだが、修学旅行で日光を訪れたのをはじめ、趣味のゴルフやスキーで頻繁に訪れており、とても親しみを感じるという。首都圏への通勤圏内にあり、若い人たちの動きも活発で、まだまだ伸びしろのある県と捉えている。

 スーパードライを氷点下まで冷やした「スーパードライ エクストラコールド」や、氷点下のハイボール「ブラックニッカ フリージングハイボール」の支社目標を上半期で達成し、新たな飲み方提案を広げることが出来た。こうした好材料をもとに、今年の市場設計を組み立てる。

 「少子高齢化でアルコール類消費の総量は減っています。その中でどう支持していただけるか考えなければなりません」。ビール類が柱となるのは当然だが、他のカテゴリーでも強いブランド力のある商品を育てることが重要と強調。チリワインの「アルパカ」、チューハイの「もぎたて」、ウイスキーの「ブラックニッカ クリア」などに期待をかける。また、スーパードライは今年迎える30周年を機に新たな仕掛けを模索している。

 自社商品の支持拡大に向け、県内に工場を持つニッカウヰスキー、和光堂、アサヒビールモルト、アサヒフードアンドヘルスケアなどのグループ全員でプレゼンスを上げたいと意気込む。支社員には、活動の質を上げる「栃木品質」、誇りを持って仕事に当たる「栃木プライド」、全員で支え合う「チーム栃木」の徹底を訴える。「この活動を通して、アサヒ商品を好きになっていただけるアサヒリピーター、ほかの人に勧めていただけるアサヒサポーターを少しでも増やしたいと思っています」

 その基礎に地域密着の姿勢をおく。これまで通り、日光杉並木の保全に取り組むほか、今年、プロ野球BCリーグに参戦する「栃木ゴールデンブレーブス」を全力で支援したいと考えている。