経営統合効果発揮の年に

 足利銀行は昨年、常陽銀行と経営統合し、「めぶきフィナンシャルグループ」発足という大きな転機を迎えた。今年はいよいよその経営統合効果を発揮していく年となる。

 「統合の効果として、まずは地域情報をつなげたい。それは担当地域とお取引先を熟知した行員だからこそできることであり、受発注情報、不動産情報、事業承継、M&Aなど豊富な情報を生かしてお客さまの経営課題解決に取り組んでいきます」と決意を新たにする。

 金融サービスの拡充も欠かせない。すでに常陽銀行の子会社である常陽リースとのリース業務提携、常陽証券との金融商品仲介業務提携を行っており、「多様化するお客さまニーズへの対応力を充実させていきます。業務効率化を進めながら人材を確保し、高度な金融サービスに対応できる金融のプロの育成にも努めていきたい。両行が競争相手として切磋琢磨し、共に成長することが大切なんです」と力を込める。

 中期経営計画〈あしぎんWAY〉は、4月で2年目を迎える。「地域と共に成長する銀行」「お客さまのお役に立てる銀行」であり続けるために何をなすべきか定めた計画だ。これに基づき、昨年は企業の事業内容や成長可能性を評価する「事業性評価」の取り組みに注力し、ABL(動産担保融資)などを活用した課題解決に経営者とともに取り組んだ。また、栃木県をはじめ、宇都宮市、小山市、栃木市など多数の自治体と地方創生に関する連携協定を締結したほか、本部内に「移住定住相談デスク」を設置するなど、地域のリーディングバンクとしての支援態勢整備に努めてきた。

 明治28年創業という歴史に裏付けられた足利銀行の伝統・スタイルを大切にしつつ「新たな金融グループを早期に軌道に乗せ、統合により形成された広域ネットワークと質の高い総合金融サービスを最大限に活用することで、地域の皆さまのご期待に応えてまいります」と誓う。