信頼と企業モラルを構築

 栃木市をはじめ県南地区を中心に、住宅関連事業を展開。今年は、「企業モラルの構築を基本方針に掲げ、この地域に暮らす方々と一体となり信頼を築き上げ、住まいと暮らしに対する安心感を提供したいと思います」と意欲を示す。昨年9月には50年に一度といわれる関東・東北豪雨が発生し、「暮らしの安心・安全について、考え直す一年となりました」と振り返る。この災害を契機に、住宅会社としてしっかりとしたサポートができる体制を整えようと、危機管理対策室を立ち上げ、今後の災害に備えた対応のマニュアル化に取り組んでいる。

 「今これをやらないと、これ以上の丸和の成長はないと思うのです」。こう言い切る背景には、「会社としてもう一つ上のステージを目指したい」という強い思いがあった。「数字ばかり伸ばしても社員は成長しません。真の地元トップ企業になるには、モラルやルールの構築が不可欠です」と強い思いを滲(にじ)ませる。

 住まいだけでなく、建てた後の日々の暮らしに必要なアフターメンテナンス、リフォーム、さらには暮らしの困りごと解決までを含めた「住まいと暮らしの総合カンパニー」を目指す丸和住宅にとって、昨年は大きな転換期を迎えた。栃木市の老舗注文住宅会社「第一住宅」をグループ傘下に置くことを決断。これにより、より多くのお客様の多様な要望に応えることが可能となったのだ。

 今春には総合展示場への出店も決まり、技術と性能に特化した最上級の暮らしを分かりやすく解説する「お住まい納得ラボ(研究所)」の立ち上げも予定している。また、5年目を迎えるリフォーム事業部門も順調に推移し、支店のある鹿沼エリアへの進出を含め分社化も視野に入れるなど、その勢いは止まらない。

 「一生涯を通じて地域の皆様のお役に立てると自負しています」。そう語る視線の先には、人と暮らしを信頼でつなぐ「丸」く大きな「和」ができているのだろう。