半世紀の信頼糧に前進

 半世紀にわたり、ビルのファシリティーマネジャーとして積み重ねてきた信頼と実績が、大高商事の財産であり資源だ。「常に『お客様のために何ができるか』を考え、何事も前向きに奉仕の心で事業を展開してきました。その姿勢は期目も何ら変わりありません」と明言する。

 アベノミクスの3本の矢が放たれ「景気は穏やかな回復基調にある」と期待していた2015年。地方の中小企業までは波及することなく年を明けた。ビルメンテナンスなどの労働集約型産業においては、少子高齢化、労働人口減少などに伴い人材確保も難しい状況であり「今後も厳しい状況が続く」と見ている。「しかし、こうした苦しい時こそチャンスと捉える姿勢が必要」と、掲げたスローガンは「激しい時代の変化 今がチャンス! 苦しい中に未来有り、そこに向かってこそ道が開ける」だ。

 現在、県内15の公立図書館をはじめ、マロニエプラザ、八幡山公園の「指定管理事業者」として実績を積んできた。昨年10月には社内に「指定管理事業部」を発足させ、「より一層、地域の信頼を勝ち得る努力」を重ねていく構えだ。また医療・福祉施設に特化した「ITシステム支援」も、専任担当者を置いており事業として成長の過程にある。

 ビルマネジメントに関連した新商品開発事業においては、信頼関係にある多くのステークホルダーと連携を取りつつ歩んできた。産学連携では「地球温暖化に伴う、異常気象を予測できる測定機器の研究開発」が本格始動。既に大手企業、研究機関と協議が進んでおり「年内にはめどがつきそう」と言う。

 一方で、宇都宮大学との共同研究では、農産物長期保存、鮮度維持機器の新商品開発をはじめ「電気エネルギーを使わない空調システム」の開発を進める。「お客様のための理想の環境づくり」という理想をどこまでも追い求めてゆく。