栃木を「第2の故郷」に

 8月17日にクランクインした地方創生ムービー「キスできる餃子(ぎょーざ)」の撮影が、宇都宮市内各所で進められている。現場のムードメーカーとしてひときわ目立っているのは、主演足立梨花(あだちりか)さんとラブストーリーを繰り広げるプロゴルファー役に抜てきされたエンターテイメント集団「BOYS AND MEN」の田村侑久(たむらゆきひさ)さん。人柄や映画への思いなどを探った。(文・多里(たり)まりな、写真・菊地政勝(きくちまさかつ))

 「ポジティブでエネルギッシュ」。秦建日子(はたたけひこ)監督が手掛けた地方創生ムービーの1作目「クハナ!」への特別出演をきっかけに、秦監督がほれ込んだ「イケメン」は、グループの人気投票でナンバーワンを誇る。

 「メンバーに映画のワンシーンを話す度、『お前の役じゃなくね?』って言われちゃうんですよ。台本を読みながら、自分もイケメンという設定には唯一不安を感じていますけどね」。とは言うものの、チャームポイントの愛らしい笑顔があれば心配無用だ。

 撮影に、日頃活動を共にするメンバーはいない。新たなフィールドで、新たな仲間と一つの作品を作り上げることになる。「これまで自分のキャラクターに合った役が多かったのですが、今回は異なった存在を演じることになりそう」。自身の芸能生活にとっても、転機となりそうだ。

 どんな演技を披露するのか。「二面性かな。足立さん演じる藤田陽子に出会う前と後の演技を変えていけたら、面白い映画になっていくと思います」

 初挑戦のゴルフにも磨きが掛かる。「プロの人からセンスがあるって言われちゃいました」。旺盛なチャレンジ精神が生きる。

 普段は、出身地でもある東海エリアを中心に活動している。2月から開催中の47都道府県ツアーで、初めて栃木を訪れた。「きれいで落ち着いた雰囲気が大好き。映画を通してもっと栃木の魅力を知りたいですし、地元の人と仲良くなって『第2の故郷』にできたらいいですね」と語る。

 「撮影中など、市内で見掛けることがあれば声を掛けてください。一緒にギョーザを食べに行きましょう」

 たむら・ゆきひさ 1990年愛知県生まれ。2011年BOYS AND MENに加入、テーマカラーは青。東海地方のテレビドラマやバラエティーなどに出演している。