次代を担う/JAはが野 
川崎 尚(かわさき・たかし)さん(47)/大きなイチゴ育てたい

 益子町内で15年ほど、電気工事業を共同経営していました。しかし、2011年3月11日の東日本大震災で自宅や蔵が損壊。翌12年には竜巻でビニールハウスが被害を受けました。そうした状況に加えて、父(輝雄さん)も高齢になってきたことから、実家のイチゴ生産を受け継ぐことにしました。

 就農したのは2年前です。父は女峰、とちおとめとイチゴを生産し続けて30年以上になるベテランです。父やJAの方に教わりながら、妻(重子さん)、母(利子さん)とともに栽培しています。

 約3400平方メートルにある7棟のビニールハウスで生産しています。就農して日が浅いため、覚えることがたくさんあり、余裕がないですね。肥料や水はどのくらいの間隔でやればいいのか、とかビニールハウス内の温度管理など体で覚えていかなくてはなりません。どこで力を抜けばいいかもまだつかめませんね。

 特に肥料の与え方で苗の育ち方がかなり違ってくるので、肥料には注意しています。とちおとめは特に追肥(定植の後に与える肥料)をまめにやらなくてはなりません。やり方も毎日やる人もいれば、週に1、2回という人もいます。私も父の行動を見ながら、追肥を覚えていかなくてはなりません。

 育苗も気を遣う作業です。苗が病気にならないように注意しなければなりませんから。父からは「早く独り立ちしてもらいたい」と言われます。イチゴをわが子のように育て、反収(10アールあたりの収穫高)を上げていきたいです。