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とちぎ防災マスター育成講座 [第1回]地域の災害リスクを学び平常時から備えよう

[第1回]地域の災害リスクを学び平常時から備えよう

第1部
「県内に地震が発生した場合の被害想定と県の災害対応等」
 講師 栃木県危機管理課長 琴寄 行雄さん
第2部
「災害に備える」
 講師 NPO法人栃木県防災士会 理事長 稲葉 茂さん

 8月6日、地域で防災・減災対策を推進するリーダーを育む「とちぎ防災マスター育成講座」がスタートしました。講座は11月まで5回にわたって開催され、専門家による講義のほか、各種体験やワークショップなどの実践演習が行なわれます。下野新聞社大会議室で開催された第1回目の講座には、県内各地から幅広い年齢層の受講者41人が参加し、県内で発生が想定される災害への備えと対応について学びました。

 第1部は、県危機管理課の琴寄課長による「県内に地震が発生した場合の被害想定と県の災害対応等」の講義。家屋倒壊や多くの人的被害をもたらした熊本地震の被災状況を写真で紹介した後、地震発生のメカニズムや県の災害対応等について分かりやすく解説し「全国地震動予測地図で栃木県の地震発生確率は低く示されていますが、地震はどこでも起こり得ます」と平時からの備えの重要性を強調しました。

 第2部は、NPO法人栃木県防災士会の稲葉理事長が「防災士の原点は自分の命を自分で守ることです」と、身を守るための「知識・意識・訓練」について解説し、災害時の常識クイズを実践。足の怪我を防止する新聞スリッパ、ゴミ袋で作る雨合羽、ダンボールの簡易トイレといった災害時に役立つグッズの製作体験が行われました。


受講者インタビュー

宇都宮市在住 T・Hさん

 災害に備えて「自助」の知識や技術を身に付けたいと考えたことが受講のきっかけです。災害時に地域の高齢者を助けるためにも、まず自分が生き延びなければなりません。講義を地域の防災・減災に役立てたいと思います。

上三川町在住 長谷川 文男さん

 東日本大震災で被災した相馬市でのボランティア活動に2回参加し、災害や防災に関する知識と実践が必要だと痛感しました。防災マスターとして、地域の声掛け役を担っていきたいと思います。次回の講座が楽しみです。

講師インタビュー
参加者の高い防災意識に期待
栃木県危機管理課長 琴寄 行雄さん

 昨年9月に発生した関東・東北豪雨により、本県は広域にわたり水害を被りました。また、今年4月に熊本地震が発生したこともあり、県民の防災・減災への意識が高まっていると感じています。

 講義の中で、県が制定した「災害に強いとちぎづくり条例」の基本理念が「自助・互助・共助・公助」であることを説明しましたが、いざ災害が起きたときには「互助」のあり方が非常に重要です。避難した後の生活や地域の復興には、行政主導の公助だけではなく、リーダーシップを発揮し「互助」の理念を行動に繋げる人材が必要です。高い防災意識を胸に受講した皆さんが、それぞれの地域で防災マスターとして活躍することを期待しています。