3月3日の桃の節句を前に、ひな壇に添えるハナモモの切り枝の出荷作業が、那珂川町の生産農家で大詰めを迎えている。作業場は特有のさわやかな香りが広がっている。
同町小砂の笹沼園芸では、赤みが強い花をつける「新矢口」などを栽培。花芽をつけたままの枝木を長さ120センチと90センチに切り出し、50〜60本ごとに束ねる。ビニールハウスなどで温度管理し、10日ほどでつぼみがピンク色に変化した枝木を一束一束丁寧に箱詰めしていく。
代表の笹沼正さん(59)は「温度、湿度管理も大切だが、上から下まで花が見えるように束ねることも心掛けている」と話す。3月初旬までに約4万本を宇都宮市や東京の花き市場に出荷するという。