県大会で5割超の打率を残し、打線をけん引した作新の主砲・沖(左)、安定感が光る青藍泰斗の左腕エース山本

 第70回春季関東地区高校野球大会は19日、千葉県で開幕し、各都県の予選を通過した代表校に神奈川県推薦の東海大相模を加えた計19校が激闘を繰り広げる。本県からは作新(2年連続27度目)と青藍泰斗(2年ぶり10度目)が出場。青藍泰斗は19日午後0時半から、市原市のゼットエーボールパークで千葉黎明(千葉4位)、作新は20日午前11時半から同所で習志野(千葉2位)と激突する。県勢13年ぶりの頂点を懸けた2校の戦いぶりを、県予選の成績から展望する。

■作新 攻守安定、光る勝負強さ

 チーム打率3割1分3厘、防御率3・00と攻守に安定した戦いぶりで県大会を制した作新。好機を逃さない勝負強さで13年ぶりの優勝を狙う。

 打線を引っ張るのは左膝のけがから復帰し、打率5割2分6厘をマークした4番の沖龍(おきりゅう)。長打力は高くないが、バットコントロールに優れ広角に打ち分ける技術を持つ。3番篠田大輔(しのだだいすけ)は打率2割6分7厘にとどまったものの、白鴎足利との準決勝で先制点に結び付く二塁打を放つなど大舞台に強い。県大会では4試合で残塁37と打線のつながりに課題を残しただけに、どこまで修正できたかが注目だ。

 投手陣は高山陽成(たかやまようせい)、林勇成(はやしゆうせい)の両右腕が軸。高山は140キロ台の直球に変化球を絡めて先発、抑えと器用にこなし、林は持ち前の制球力を生かして防御率2・20と試合をつくった。守備は4試合で失策2と堅い。

■青藍泰斗 粘りが身上、投打に厚み

 県大会ではチーム打率2割9分1厘ながら4本塁打を含む長打14本。準決勝でセンバツ甲子園帰りの国学栃木に1点差で競り勝つなど、思い切りのいい打撃と粘りで関東切符をもぎ取った。

 打線の柱は主砲益子京右(ましこきょうすけ)と3番大塚璃音(おおつかりおん)。主将も務める益子はチームトップの2本塁打、7打点をマーク。大塚も主力中でトップの打率3割9分1厘と活躍した。川端颯真(かわばたそうま)や荻原潤(おぎはらじゅん)など代打陣も結果を残しただけに、ベテラン宇賀神修(うがじんおさむ)監督の采配にも注目が集まる。

 投手陣は山本凱翔(やまもとかいと)、高久立樹也(たかくりきや)の両左腕が軸。山本は制球、高久は走者を背負ってからの粘りが身上。準決勝で海老原優輝(えびはらゆうき)が8回1/3を2失点に抑えるなど、試合を重ねて厚みが出てきたことは心強い。