西城秀樹(さいじょうひでき)さんの訃報が伝わった17日、県内でも早過ぎる別れを惜しむ声が聞かれた。足利市で4月に行われたコンサートが、西城さんの最後のステージとなった。共演したアマチュアバンドのメンバーは「生涯忘れられない一日になった」。脳梗塞からの再起を見つめてきたファンは残念がる一方、「一生懸命に生きたい」と前を向いた。

 足利市民会館で4月14日に行われた「同窓会コンサート」。西城さんは「激しい恋」などを熱唱した。同市通2丁目、自営業前沢美津枝(まえざわみつえ)さん(63)はコンサートの合間に、コーラスバンドとして出演。最後には西城さんと出演者全員がヒット曲「YOUNG MAN」を歌った。前沢さんは西城さんのすぐ後ろで、おなじみの振り付けを踊った。

 「西城さんは大きな掛け声も出して元気そうだったので、本当にショック」と前沢さん。「私の世代のスター。同じステージに立てて光栄だった」と思いをはせた。

 デビュー当時からファンの栃木市平柳町1丁目、無職森泉芳治(もりいずみよしはる)さん(66)は「歌で元気をもらっていた。60代の希望の光が旅立ってしまった」と声を詰まらせた。