エアコンの購入を検討する来店者に商品を説明する店員=16日午後、宇都宮市今泉町の「コジマ×ビックカメラ宇都宮本店」

 県内は各地で3月上旬から、平均気温が平年を2~3度上回る暑さが続いている。春を一気に通り越して訪れた夏のような陽気に、家電量販店ではエアコンなどの冷房器具の売り上げが前年同期に比べ2割以上増え、早くも好調の兆しを見せる。一方、衣料品店では春物の売り上げが伸び悩み、夏物の売れ行きに期待を寄せる。今年の夏は例年より気温の高い日が多いと予想され、宇都宮地方気象台は農作物や健康管理に注意を呼び掛けている。

 暑い春となり、エアコンや扇風機、冷蔵庫の売り上げが好調となっている。宇都宮市今泉町の家電量販店「コジマ×ビックカメラ宇都宮本店」では例年より半月以上早い4月中旬ごろから客足が目立ち始め、前年比120%を超える売り上げを見せているという。

 涼を求める客は飲食店にも。小山市犬塚4丁目の喫茶店「カフェリ・フジ」ではアイスコーヒーを注文する客が多いという。経営者の山本悦子(やまもとえつこ)さん(70)は「例年より注文数が増える時期が早かった」と驚く。

 一方、衣料品店は一喜一憂している。宇都宮市陽東6丁目の大型商業施設「ベルモール」内で婦人服を扱う「CRB」では、春物の服の売れ行きに頭を悩ます。しかし4月下旬に店頭へ並べ始めた半袖シャツやノースリーブのワンピースなど夏物の服は例年より早く購入され、売り上げは好調という。