次世代型路面電車(LRT)事業について、宇都宮市は10日、JR宇都宮駅西側への導入に向けた検討状況を公表した。終点を従来の「桜通り十文字付近」とする最も短い案から、「大谷観光地付近」とする最長の案までの計5案を設定し、概算事業費は約150億~約400億円を見込むとした。市は今後、この5案を基に関係機関と協議しながら検討を進める方針。

 同日の市議会議員説明会で明らかにした。

 この日、市が公表した駅西側の整備区間案は、大通りを経て、(1)桜通り十文字付近(駅から約3キロ)(2)護国神社付近(同4キロ)(3)宇都宮環状線付近(同5キロ)(4)東北自動車道付近(同6・5キロ)(5)大谷観光地付近(同8キロ)を、それぞれ終点とする計5案。

 事業費は、JR宇都宮駅交差部や交通結節点の整備費などは含めず、環状線以西は単線と複線の両方を想定するなど一定の条件を設けて概算。(1)の場合が約150億円で最少、最大は(5)の複線案で約400億円とした。ただ、今後の事業化へ向けた設計などで増減する可能性があるという。