中学生が新小学1年生の2人に向かって歓迎の言葉を述べ、全校児童生徒で入学を祝った=10日午前、日光市中小来川の小来川小中学校

 県内は11日までに公立小中学校が入学式を迎えたが、新入生がいない小中学校もあり、2018年度は4校に上った。いずれも日光市内の学校で、他校が入学式を行う中、いつも通り授業をした学校がある一方、小中併設校は新小学1年生を中学生も一緒に歓迎した。県教委によると、過去10年間で新入生がいなかった学校は延べ26校に上る。少子化の影響が顕著になるにつれ、新入生を迎える形も変わりつつあるようだ。

 「よろしくお願いします」。新小学1年生の元気いっぱいの声が体育館に響く。10日午前、小中学校が併設された日光市小来川(おころがわ)小中学校。入学式で新入生2人が背筋を伸ばしステージ前に立った。

 中学生の新入生はいなかったが、20人の在校生を代表し中学生があいさつ。「学校生活が充実したものになるようみんなで頑張ろう」と呼び掛けた。

 県内で18年度に新入生がいなかったのは同校など4校。3校は小中併設校で入学式は行われたが、小学か中学かのいずれかに新入生がいなかった。残る1校は小学校で、県内で入学式が集中した11日は通常通りの授業を行った。

 県教委によると、毎年のように、新入生がいない小中学校はあるという。過去10年間でみると、毎年12月時点での調査で入学予定者がいない小中学校は日光や鹿沼、下野、栃木、佐野市などの延べ26校に上った。

 中でも中山間地や農村部にある学校が多く、少子化の現状が浮かぶ。今年の小中学校の新入生は計約3万3600人で、10年前に比べると、約4600人減少しているのが実態だ。