2017年に県内で発生した特殊詐欺被害件数は前年比12件減の187件、被害額は同約40万円減の約6億2600万円で、いずれも13年以降の5年間で最少だったことが13日までに、県警のまとめで分かった。被害額はピークだった13年の約12億円からほぼ半減した。県内の金融機関が一部顧客を対象に始めた振り込み制限が奏功し、還付金詐欺は激減。一方、おれおれ詐欺と架空請求詐欺でみると合計41件増と急増しており、県警は注意を呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、県内の還付金詐欺が16年に61件で前年比倍増したことなどを受け、県内金融機関が17年4月以降、振り込み制限を導入。一定期間、現金自動預払機(ATM)で振り込みのない高齢者などがATMで振り込めないようにした。

 その結果、17年4月以降、県内の還付金詐欺被害はわずか2件で、17年通しても前年比45件減の16件に激減した。同課は「高齢者が物理的に送金できなくなり、還付金詐欺をたくらむ詐欺グループに対し効果的」とみている。