開会式後に行われた作品鑑賞会=8日午前10時20分、東武宇都宮百貨店

 「再興第102回院展宇都宮展」(日本美術院、下野新聞社主催)が8日、宇都宮市の東武宇都宮百貨店5階イベントプラザで開幕した。伝統を受け継ぎつつ革新に挑んだ大画面の日本画77点が展示され、大勢の来場者でにぎわった。18日まで。

 開会式で、同美術院の田渕俊夫(たぶちとしお)理事長は「102回というのは大変長い時間。歴史ある院展を後世に伝えていきたい」などとあいさつした。

 会場には、自然豊かな風景、魅力あふれる人物などを描いた作品が並ぶ。同院を再興した横山大観(よこやまたいかん)の生誕150周年を記念し、大観の習作6点も特別展示されている。

 同院同人で文星芸術大教授の宮北千織(みやきたちおり)さん、同じく同人で日光市出身の岸野香(きしのかおり)さんら本県ゆかりの作家も出品。この日は宮北さん、岸野さんらによる作品解説も行われた。

 夫婦で来場した日光市、小泉秀人(こいずみひでと)さん(69)、幸子(さちこ)さん(63)は「見えないところも手を抜いていない作品に圧倒される。日本画の魅力を感じられた」と笑顔で話した。