初日から多くの来場者が訪れた鈴木賢二展=13日午後4時半、県立美術館

 版画家、彫刻家、漫画家として幅広く活躍した栃木市出身の鈴木賢二(すずきけんじ)(1906~87年)に焦点を当てた企画展「没後30年 鈴木賢二展」が13日、宇都宮市桜4丁目の県立美術館で開幕した。

 県立美術館、下野新聞社主催。鈴木は昭和の時代を生き、労働者や農民など懸命に生きる人々を表現し続けた。戦後には社会運動に関わる木版画を多く制作した。

 同展では木版画、彫刻、工芸、資料など約350点を展示し、鈴木の全貌を紹介している。

 この日は鈴木の次女亜子(あこ)さん(78)、三女美奈子(みなこ)さん(75)、四女解子(ときこ)さん(71)も来場。開会式で解子さんは「今回は単に賢二を回顧する展覧会ではなく、作品に現代の息吹を吹き込み、新たな力を与えるものだと思う」などとあいさつした。

 同展は3月21日まで。