那須町湯本の国有林で大田原高の生徒、教員の計8人が死亡した雪崩事故を受け、県教委が高校生の冬山登山について本年度内の中止を県立学校に通知したことが15日までに、県教委への取材で分かった。事故の再発防止策などを検討している現状を踏まえ判断したという。県高校体育連盟登山専門部によると、私立も含め冬山登山を予定する高校はなく、今季は県内高校生の山における雪上活動が見送られることになる。

 県教委は通知で「県教育委員会の承認が必要な年度内の登山については行わないこととします」と明記。その上で「今年度の登山計画審査会は開催しません」などと示した。

 高校生の冬山登山について、県教委はこれまで安全確保が困難として冬季積雪期の登山は極力避けることを原則として規定。一方、実施する場合は経験豊富な指導者や安全確保が可能な場所、基礎的な訓練で県内の山にとどめることなどを条件としていた。

 一方、積雪のない低山などでの活動は、計画を事前に連絡するよう求めた。審査会のメンバーが計画をチェックし、「荒天時などは登山中止を求める」(県教委)という。