賞状を手にする絹義務教育学校の児童

 【小山】絹義務教育学校の1、2年生計約50人が地域の歴史や伝統を学ぶ「ふるさと学習」で育てた蚕の繭がこのほど、茨城県笠間市の笠間稲荷神社の「献穀献繭(けんこくけんけん)祭」で行われた品評会の献繭の部で2年連続2位に輝いた。養蚕を本職とする農家を中心に約100点の出品があった中で、小学生の入賞は唯一。同校の中島利雄(なかじまとしお)校長(59)は「歴史ある品評会で2年連続入賞ができて光栄。一人一人が一生懸命育てた結果」と児童と喜びを分かち合っている。

 同校は4月、福良、梁、延島の3小学校と絹中を統合して誕生。小中一貫教育を推進している。

 旧福良小で行っていた「本場結城紬(つむぎ)を題材とするふるさと学習」を継続。1~6年生を通して、養蚕から地機(じばた)織りまでを体験し、結城紬が出来上がる工程を学んでいる。

 1、2年生は地元ボランティアの協力で「春嶺(しゅんれい)×鐘月(しょうげつ)」種の蚕を育て、繭を収穫。品評会には約50個を厳選し献上した。昨年も経験した旧福良小児童が他校出身の同級生にアドバイスしながら、力を合わせて取り組んだ。