天日干しされる「戌」を描いた藍染め=4日午前、大田原市黒羽向町

 来年のえと「戌(いぬ)」を描いた藍染めの壁掛け作りが、大田原市黒羽向町の藍染め店「紺屋」でピークを迎えている。

 同店は江戸時代末期から続く老舗。8代目の小沼雄大(おぬまゆうた)さん(32)がデザインした壁掛けは、つがいの犬をメインに、東京オリンピックの大会エンブレムにちなんだ市松模様と吉祥の菊が描かれている。11月中旬から約1カ月間にわたり、型紙で絵柄を付けて染色し、干すまでの工程が繰り返し行われている。

 日差しに恵まれた4日午前は、藍染めした生地を朝から天日干しした。冬の澄んだ空気に半日ほどさらされた生地は、縦80センチ、横47センチほどに切り分けられ、壁掛けに加工されて店頭に並ぶ。小沼さんは「新しい一年が平和な年であってほしい」とデザインに込めた思いを語った。