イノシシに荒らされたとみられるサツマイモ畑(野木町提供)

 【野木】野木で8月下旬、イノシシによる食害とみられるサツマイモや水稲の被害を受け、町はこのほど、町有害鳥獣駆除隊と捕獲業務に関する委託契約を結んだ。町によると、町内でイノシシによる農作物被害を確認したのは初めて。

 町によると、被害を確認したのは思川浄水場の北約500メートル。西側約200メートルには思川がある。8月22日に農地にイノシシとみられる足跡を見つけた地元住民が町に連絡。さらに同25日にはサツマイモが被害に遭ったほか、田んぼに入った跡があったという。稲刈り前で1区画全体の収穫ができなかったという。

 町は地元猟友会に相談し、捕獲に向けた業務委託を締結した。猟友会小山支部野木地区の支部員ら13人で同駆除隊を構成。今後、わなを設置する。

 同隊の高松代表によると、群馬県桐生市や足利市などから猟犬に追われたイノシシが渡良瀬遊水地を通じて町内に入った可能性があるという。高松代表は「イノシシにとって町内は寒くもなく生息するには環境がいい。わなの設置や巡回活動で早期の発見捕獲に努めたい」と話していた。