送検される佐藤容疑者=13日午前8時11分、宇都宮南署

 宇都宮市西刑部町の知的障害者支援施設「ビ・ブライト」で4月、入所者男性が腰の骨を折るなどの重傷を負った事件で、県警は13日、傷害の疑いで施設を運営する社会福祉法人「瑞宝会」職員で当時、同施設に勤務していた同市石井町、松本亜希子(まつもとあきこ)容疑者(25)を逮捕した。調べに対し「殴ったり蹴ったりした」などと容疑を認めているという。一方、施設内の防犯カメラの録画記録に事件前後の映像が残っていないことが判明。県警は意図的に消された疑いも視野に捜査している。

 ほかに同容疑で逮捕されたのは、事件当時に同施設で就労訓練中で、現在は那須町湯本の関連施設に入所する無職佐藤大希(さとうだいき)容疑者(22)。軽度の知的障害があるが、県警は刑事責任能力に問題はないとみている。県警は13日、送検した。

 2人の逮捕容疑は共謀して4月15日夕、「ビ・ブライト」内で入所者の都内、無職男性(28)の腰付近を代わる代わる数回蹴るなど暴行し、腰の骨を折るなど約6カ月の重傷を負わせた疑い。男性は一時意識不明となったが現在は療養中。

 捜査関係者によると、松本容疑者は当初、殴るといった暴行は認める一方「蹴ってはいない」と一部を否認。その後の調べで容疑を認めた。