盛況だった1回目の公開レッスン

 【佐野】県南地域から県全体の音楽レベルを向上させようと、浅沼町の楽器店「オンダ楽器」が実績のある音楽家を招いて県内のピアノ講師を対象にした公開レッスンを同店で開いている。パソコンなどを駆使して分かりやすく、興味を持たせる最新の指導方法を講師に学んでもらうのが狙い。同店の恩田勉(おんだつとむ)社長(59)は「このレッスンで学んだ講師たちの教え子たちが、大きなコンクールを受賞するように育ってほしい」と夢を膨らませている。

 同店によると、県南地区(佐野、栃木、足利の3市)でピアノ教室などを開いている講師は約200人。最近は楽譜といった音楽教材もパソコンやプレゼンテーションソフトを使って表示し、生徒に楽しく、分かりやすく、飽きさせずに指導する流れになりつつある。ただ講師たちは新しい方法を採り入れたくても、こうした指導方法は都内などが中心で身近で学ぶことができないのが現状だ。

 そこで同店は実績のある音楽家を招き、公開レッスンを開くことにした。講師は聖徳大学音楽部准教授のピアニスト菅野雅紀(すがのまさのり)さん(39)。菅野さんは名古屋市出身。東京芸大、同大学院へ進学し博士号(音楽)を取得。ドイツやハンガリーに留学後、国内外の演奏活動や大学での後進の指導に当たっている。

 レッスンは全4回。初回は8月20日に「バロック講座」が開かれ、県内外から53人が訪れ好評だったという。第2回は今月18日午前10時~午後1時に開かれる。