営業を終了した高級リゾートホテル「二期倶楽部」=31日午後、那須町高久乙

 那須町高久乙にある高級リゾートホテル「二期倶楽部(くらぶ)」は31日、営業を終了した。ホテルの施設は、すでに所有権を持つ「星野リゾート」(長野県軽井沢町)へ11月中に明け渡される予定。同ホテルを運営してきた二期リゾート(那須町高久乙、北山(きたやま)ひとみ社長)は今後、隣接する体験学習型宿泊施設「アートビオトープ那須」にコテージやレストラン、温浴施設を整備するなど規模拡大に力を入れ、2019年には「ボタニカルファームガーデン アートビオトープ」として新たにオープンさせる。

 二期リゾートによると、同ホテルは学習塾「栄光ゼミナール」を経営していた栄光が1986年に創業。約14万平方メートルの広大な敷地に41の客室を備えている。2000年には子会社の二期リゾートができ、ホテル運営を引き継いだが、11年の東日本大震災で稼働率が約30%までに落ち込んだ。

 その後、二期側が震災で傷んだ施設の修理費用の負担を求めていたところ、栄光は施設の受け渡しなどを求めて提訴。係争中の13年に栄光は星野側へ同ホテルの土地と建物を売却した。星野側はその後、裁判を引き継いで勝訴。二期側は退去を要請され、今回、営業終了に至った。同ホテルで働いていた従業員の大半は退職するという。