足立梨花さん

 「母親なんだけど、まだ大人になりきれていない部分がある。娘の前でもいい男性が現れると、ときめいちゃうところもあって、まだ恋もしたいっていうのが陽子ちゃんなのかな」

 思い描くのは、実家のギョーザ屋の再建と子育てに奮闘するバツイチのシングルマザー・藤田陽子(ふじたようこ)だ。

 初めて臨む母親役だが「私の母が20歳で結婚して21で私を産んだので、だいたいこんな感じかな、というのがある。『お母さんってこうだったな』と昔を思い返しながらできればいいですね」。手本となる身近な存在がいるだけに、新たな挑戦にも気負いはない。

 かつては「Jリーグ特命PR部女子マネージャー」として栃木SCの試合で訪れた宇都宮。今回はギョーザ屋の娘を演じる女優として再訪し、街なかで長蛇の列ができたギョーザ店を目の当たりにした。

 「後ろの人は食べるのが夜になるんじゃないかっていうほど。でも、みんなが求めて並ぶってなかなかないじゃないですか」と、ギョーザが人を引き寄せるパワーに目を見張る。

 もともと好物だというギョーザは家でも作るほどで「いっぱい食べたいので、野菜多めがいい。その方があっさりしていていくらでもいけちゃう。あと、しっかりニンニクが入っている方が好きです」。まさに宇都宮の映画の“申し子”だ。