開業130周年を迎えた豊原駅のホームで、電車を待つ子どもたちと工藤駅長ら

 【那須】県内最北に位置する「JR豊原駅」が今月、開業130周年を迎えた。同駅は東北本線が黒磯駅以北に延伸したことに伴い開業。現在は無人駅だが、今も朝夕の通勤通学客らを中心に、貴重な「足」として地域住民を支え続けている。19日には同駅を通学で利用する児童たちに、JR関係者が缶バッジや鉛筆などの記念品を手渡した。

 1887年7月16日開業。現在は10月のダイヤ改正に合わせ、ホームのかさ上げ工事が続けられている。

 同駅駅長も務める黒磯駅の工藤幸成(くどうこうせい)駅長は「利用頂いているからこその130年。地域から大切に愛されている駅です」と話す。

 無人駅ならではの光景がある。乗車する児童の安全のために毎朝、約15年前から交通指導員を務める豊原甲、農業磯由起子(いそゆきこ)さん(58)がホームまで付き添う。

 磯さんは「ここで近所の子どもたちとのつながりが生まれ、小さかった子が高校生になり、大人になって」と振り返り、「135周年や140周年も見届けられたらいいですね」と笑顔で話す。